このサイトについて

  • このサイトには、これまでに蒐集した寺社の御朱印を掲載しています。
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  • 同じ都道府県内に同一名称の寺社が複数有り、通称名等で区別できない場合は、寺社名の後ろに大凡の所在地名を亀甲括弧書しました。
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    • その寺社の御朱印を代表すると考えられるもの: その寺社名。
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  • 霊場などの巡礼を目的とした一連の御朱印の場合、寺社名の後ろに巡礼名称・札所番号を角括弧書してあります。
  • 日附は参詣日・御朱印帳購入日・巡礼発願日をあらわしています。

記事一覧

成願寺〔大将軍〕

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寺院名: 成願寺〔大将軍〕
宗派: 浄土宗 
所在地: 京都府京都市上京区 

「長寳堂」 
 
 大将軍八神社と一条をはさんだ向かい側にあるお寺です。本堂は固く閉ざされていて、お寺の方によれば檀家さん以外には非公開とのことでした。

 山門を入ってすぐ左手に「長寳寺」と云う扁額が掲げられた小堂があります。中には、観音菩薩と地蔵菩薩が祀られているようです。

 よくわからないのは、御朱印に「洛陽二十九番」とあるのですが、門前には「乾三十三所 第二十九番」と云う石柱が立てられています。「乾三十三所」と云う別の観音霊場巡礼が存在するのかも謎ですが、これまた、お寺の方に直接訊いてみるしかなさそうです。

地蔵院(椿寺) [洛陽三十三所観音霊場 第三十番]

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寺院名: 地蔵院(椿寺) 
宗派: 浄土宗 
所在地: 京都府京都市北区 

「大悲殿」 
  
 これで洛陽三十三観音は、残り一箇所(東寺)だけとなりました。

[洛陽三十三所観音霊場 第三十番] 
十一面観音菩薩 

御詠歌 
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地蔵院(椿寺) - 鍬形地蔵

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寺院名: 地蔵院(椿寺)
宗派: 浄土宗 
所在地: 京都府京都市北区

「鍬形地蔵」 

 境内の地蔵堂に祀られている「鍬形地蔵」の御朱印です。もともとはこのお寺の本尊だったようで、おそらく、寺名の由来にもなっているものと思われます。

 「鍬形」の由来ですが、次のような伝説に基づくものだそうです: むかし乱暴者で強欲な村人が、その事を優しく諭そうとしたお坊さんを鍬で殴り顔にけがをさせた。そのお坊さんが入って行った寺に行ってみると、地蔵の顔から血が流れており、実はけがをさせたお坊さんは地蔵の化身だった。それを見た村人は深く悔悛した。

地蔵院(椿寺)

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寺院名: 地蔵院(椿寺)
宗派: 浄土宗 
所在地: 京都府京都市北区 

「五劫思惟」 

 椿寺の通称で知られる地蔵院は浄土宗のお寺ですので、ご本尊は阿彌陀如来です。正月三賀日のみ本堂が開扉されるとのことです。

 御朱印に「五劫思惟」とあることからも、修行中の阿彌陀如来(法蔵菩薩)の姿だと思うのですが、どんな造形なのかが激しく気になります。というのは「五刧思惟像」の造形はふつう、「五劫」と云うとんでもなく長い時間考えに考えて「思惟」したと云うことから、髪の毛が伸びた「アフロ仏」状態であり、また阿彌陀如来像のそうした「五劫思惟」造形例は非常に少ないようです。

 ただお正月となると、京都に住んでいない限りは、なかなかお詣りする機会がないので難しいかもしれません。どんな造形なのか聞き忘れたので、こんどお詣りする機会に、お寺の方に伺ってみたい気分でいっぱいです。

 椿寺の通称の通り、境内には大きな椿があり、春には枝垂れ桜とともに境内を彩るとのことです。春にもお詣りしたいお寺です。

清和院 [洛陽三十三所観音霊場 第三十三番]

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寺院名: 清和院 [洛陽三十三所観音霊場 第三十三番]
宗派: 真言宗智山派 
所在地: 京都府京都市上京区 

「聖観世音菩薩」 
 
 清和院・福勝寺・地蔵院・東向観音寺は、いずれも洛陽観音霊場の札所で、位置的にもわりと近接しています。東向観音寺は去年既にお詣りした関係で、残りの三箇所をお詣りすることにしました。

 この清和院は札所番号三十三番ですので、本来ならば最後にお詣りして結願にしようと思っていたんですが、秋の特別公開に合わせて東寺にお詣りしようという、どちらかというと世俗的な事情から、東寺が最後になりそうです。

 もっとも、今回は事前に予約をしていなかったのと(やはり世俗的な事情で)時間が押していたのとで、本堂の拝観ができませんでしたから、いずれにしてもまたお詣りすることになりそうです。それに、京都通いは当分続きそうな気がしますので、おそらく洛陽観音巡礼も、今後も回数を重ねることになるかと思われます(但し、聖観音像自体は、現在は九州国立博物館に所蔵されているとのことです)。

 それにしてもこの御朱印の筆跡、何とも融通無碍で味わい深い、素晴らしいものと思いました。 


[洛陽三十三所観音霊場 第三十三番] 
聖観音菩薩 

御詠歌 
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清和院

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寺院名: 清和院
宗派: 真言宗智山派 
所在地: 京都府京都市上京区 

「清和地蔵尊」 
 
 洛陽観音巡礼の結願所でもあるお寺ですが、ご本尊は地蔵菩薩です。私がお詣りしたときは、本堂の扉は閉じられており直接に拝観できなかったのですが、事前に予約してもらえれば説明も交えて拝観可能とのこと。是非またお詣りしようと思います。

地福寺 [京都十二薬師霊場 第五番]

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寺院名: 地福寺
宗派: 真言宗醍醐派 
所在地: 京都府京都市上京区 

「日き里やくし如来」 
 
 京都十二薬師第六番の福勝寺よりすぐ近くの場所にあり、福勝寺で「折角なので、ついでにお詣りされては?」とお勧めされました。

 街道に面した小さなお寺なのですが、住職のご案内を頂き、本堂では本尊の「日限薬師如来」をはじめ、その両側に居並ぶ十二神将像(いずれも元禄期の作)、平安期の作とされる地蔵菩薩像・大日如来像など、ごく間近でお詣りすることができました。

 十二神将像の迫力有る造形も素晴らしかったですが、非常に目を引いたのは地蔵菩薩像でした。左手には、信者の方が奉納したであろう小さなハンドバッグ状の袋が二つ掛けられていました。とても古いもので、いつの時代なのかは定かではないですが、袋が掛けられたのはおそらく江戸時代の事なのではないか、とのことでした。素朴な信仰の形が永く残されていることに、感動を覚えました。

 どの仏像も、長年の煤で黒ずんでいますが、近くで見ると、製作時の彩色や箔押しの痕を窺い知ることができます。こうした、仏像を拝観する機会は多いですが、ここまでごくごく間近で見る機会は意外と少なく、大変に感激しました。 
 
 
[京都十二薬師霊場 第五番] 
日限薬師 

福勝寺(ひょうたん寺) [洛陽三十三所観音霊場 第二十九番]

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寺院名: 福勝寺(ひょうたん寺) 
宗派: 真言宗善通寺派 
所在地: 京都府京都市上京区 

「聖観音」 
 
[洛陽三十三所観音霊場 第二十九番] 
聖観音菩薩 

御詠歌 
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福勝寺(ひょうたん寺) [京都十二薬師霊場 第六番]

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寺院名: 福勝寺(ひょうたん寺) 
宗派: 真言宗善通寺派 
所在地: 京都府京都市上京区 

「峰薬師」 

 洛陽三十三観音霊場と京都十二薬師霊場の札所を兼ねているお寺です。普段は本堂内を拝観できず、障子に開けられた小さな窓から、内部を窺い知ることしかできません。しかし、毎月一日と十六日は開放されるとのことで、だったら先週の火曜日に来れば良かったと後悔…いや、またお詣りするご縁を頂いたと云うことです。

 また、本尊の薬師如来像「峰の薬師」は秘仏で、五十年に一度のご開帳です。前回は1985年だったので、次回は2035年まで待たなければなりません。 

[京都十二薬師霊場 第六番] 
峰薬師