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「道」

 私の好きな詩のひとつです。

比の道を行けばどうなるのかと危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
ふみ出せば
その一足が道となる
その一足が道である
わからなくても歩いて行け
行けばわかるよ


 「道」と題された、有名なこの詩は、清沢哲夫(のちの暁烏哲夫)という、真宗大谷派の僧侶の方が書かれた『無常断章』という本に出てくるのだそうです。

 この詩は一休和尚の作だと間違われる事も多いようですが、しかし、どこか一休さんの生き方にも重なってしまうような気もするのです。