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『坊つちやん』

 夏目漱石の『坊つちやん』は、たぶん中学生頃に読んだと思うんですが、読んだこと自体は覚えていても、筋書きはともかくとして、細かい内容は忘れていました。

 この間、出張で松山に行ったんですが、その時に「そういえば『坊つちやん』は松山が舞台だった」と思い出し、最近になってやっと読み返してみました。

 明治時代の小説ながら、落語のようなノリで書かれているので難解ではないし、現代の私たちでも一気に読み通せる面白い小説です。中学生当時に読んで忘れていた細かい内容も、読み返してみると結構覚えていました。

 改めて読み返して気付いたのは、登場人物の「マドンナ」嬢は、「坊つちやん(数学教師)」の同僚の「うらなり君(英語教師)」の婚約者なのですが、その「マドンナ」嬢の名字は「遠山」であること、更に「うらなり君」が次の任地として転勤させられた先が延岡(私の妻の出身地)であることと、何やら妙なつながりを感じさせるものがあります。

 松山出張に行く前(または行ったとき)に読んでおけばヨカタと激しく後悔。(´・ω・`)