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曹源寺と石高神社

 西大寺の帰り道は、再び県道二十八号線を通って岡山市内まで戻りました。たぶん、もっと近い別の経路も有るのかも知れないですが、なにぶん、全くの未知の領域で土地勘も無いし、絶対に迷って訳がわからないことになるのではないかと。そんなわけで、無難に来た道を引き返すことにしました。


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 その途中、曹源寺と石高神社にも寄ってきました。

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 曹源寺は、岡山藩池田家の菩提寺として知られていて、池田家墓所もあります。臨済宗の禅寺ですので、西大寺とは全く違う、鬱蒼とした木立の中の幽玄な雰囲気を漂わせた境内です。

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 三門も仏殿もたいへんに大きな建造物ですが、あくまでも質実剛健な印象です。境内は掃き清められていて、土の部分は枯山水の水の紋様が引かれていて、手入れが行き届いていました。

 じつはこのお寺、海外からの修行僧を沢山受け入れているという事でも知られているそうです。御朱印をもらおうと思ったら、日本人がたまたま留守で誰もおらずに困った、という話をどっかで読んで覚えていたので、今回はダメ元だったのですが、実際、庫裡で呼び鈴を押したところ、出てきたのは白人の尼さんでした。それでも「日本語がわからないからチョットマッテネ」と、日本人の方を連れてきてくれて、御朱印もいただくことができました。(-人-)合掌

 御朱印を書いていただいている間、境内を散策していたのですが、出会う修行僧の方々は全部外国人の方ばかりでして、たいへんにいんたーなしょなるなお寺なんですが、そういう修行の場だけに、境内の建物などは全て扉が閉ざされており、庫裡の玄関にも「諸堂拝観謝絶」というような事が掲示されていました。

 もっと時間があれば池田家の墓所とか、裏山(操山)の三重塔なども見て回りたかったのですが、それはまた今度。冬も良いですが、初夏も良さそうです。

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 石高神社は曹源寺からほど近い丘の上に鎮座しています。小高いところにあるだけに見晴らしがとても良く、空に向かって開かれたような、とても気分の良い場所です。もう既に日が傾きかけていましたが、御朱印をお願いしたところ、神主さんがわざわざ自宅から筆や硯を持ってきて、書いて下さいました

 石高神社を知ったのは、たまたまこの神社のサイトを見たからです。このサイト、神社の行事とか、周囲の風景と云ったことだけではなく、「罰当たりな光景」という、賽銭泥棒とか境内への不法投棄とかの困った話も載せられています。神社もたいへんのようです。。|´・ω・)

 再び自転車に跨って、東山峠の坂道を上り、岡山市内を横切って自宅までたどり着く頃には、既に日が暮れていました。これでまた少し、岡山の地理に詳しくなりました。( ´ー`)

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