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防空頭巾

 防災頭巾炎上の危険性ありという記事を見て思い出したんですが…。

 小学校の教室にある木の椅子に、防空頭巾って必ず敷いてありますよね?( ・ω・)

 …と思っていたら、どうやらその習慣は一部の地域に特有のものだそうです。

 この防空頭巾(うちでは防災頭巾ではなくて防空頭巾と呼んでいました。空襲を体験した世代の影響か?)は、ようするに薄い座布団二枚を張り合わせたもので、ふだんは椅子の座布団として使い、災害時とか、避難訓練の時にはこれを被って机の下に潜り込んだり、校庭に避難したりすると云うものです。

 

 私が通っていた東京北区の小学校では、この防空頭巾は生徒の必須アイテムで、たぶん、全員が強制的に購入することになっていたかと思います。また、手芸が好きなお母さんが手作りで作って持たせるという場合も有りました(うちの母も作ってくれました)。

 夏休みとかには持って帰って洗うのですが、六年生になる頃にはすっかり擦り切れてしまい、小学校を卒業して使わなくなった後には、飼っていた犬のフトンになっていたような気がします。

 少なくとも宮崎と岡山の小学校には、こういう物は無いそうですが、他の地域ではどうなんですかね。r(・x・。)

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大介 2010年09月04日(土)14時58分 編集・削除

防空頭巾を常備しておくという習慣なんて初耳です@石川県

私にはやっぱり防空頭巾といえば焼夷弾をバラ撒くB29というイメージで、てっきり戦時中にだけ存在したアイテムだと思ってました。まさか平成の現代にまで現存していたという事実に驚きです。もちろん現物にお目にかかったことはありません。

遠山和大 E-Mail URL 2010年09月07日(火)22時03分 編集・削除

 Wikipediaの記述では「静岡または南関東」だそうですから、東海地震に神経質になっている都県だけの習慣なのかもですね。
 阪神地震以降、関西で導入されたりとかはなかったのか知らん。( ・ω・)