職場の部屋(一般教育D棟)前の花壇に、いつの間にかネジバナが一株だけ、花をつけていました。
ネジバナ自体は珍しい植物ではなく、富山に住んでいた時にもよく見ましたが、その花の咲き方はらせん状になっていて、ひときわ目を引きます。
花壇の中で、この花だけが他の雑草と一緒に抜かれないで残されていたのは、草ムシリの作業をしていた人がネジバナを残そうと思って、わざわざ残して置いてくれたのでしょう。
そういえば、東京に住んでいた子供の頃、園芸好きの祖父がわざわざ鉢植えにして育てていました。「ネジみたいになっていて面白いでしょ?」と教えてもらって以来、この花を見る度に、色々な草花の名前を教えてくれた祖父のことを想い出すのです。