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誕生寺参詣(その1)

 先週の土曜日に書いた、色々と複雑なというか端から見れば訳のわからない事情により、先週の西大寺に続いて、今日は誕生寺のお詣りに行ってきました。

 誕生寺は法然上人が生まれた場所ですが、その誕生寺を第一番札所とする「法然上人二十五霊場」の第一番札所でもあります。この巡礼、法然上人が活躍した京都に多くの札所があるので、来週に京都に行くときに、いくつか回れそうです。そのため、何としても京都に行くまでの間に発願しておこうと思ったわけです。

 誕生寺までは、いくら何でも自転車で行くには遠すぎるので(岡山市内から約40km)、今回はうちの近所の法界院駅から津山線で約一時間、汽車にゆられて行きました。

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 誕生寺駅から誕生寺までは1kmぐらい離れていて、途中、参道脇に「南無阿彌陀佛」の巨大なモニュメントが設置されていました。たぶん、合掌の形を題材にしているんだろうと想像。

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 そのナムアミモニュメントをくぐると、誕生寺の境外仏堂(?)のような場所になっていて、お地蔵様が祀られていました。じつはここ、中国地蔵尊霊場の第一番札所だったりします。ところで、お地蔵様でも「南無阿彌陀佛」で良いのかしらん?( ・ω・)

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 参道をさらに進んで行くと、突き当たりが誕生寺の山門(重文)が見えてきます。参道といっても、それほど繁盛しているという感じではなくて、何とも鄙びた雰囲気です。

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 山門を入るとすぐに、「誕生寺七不思議」のひとつである「逆木の公孫木(イチョウ)」という霊木が出迎えてくれます。幼い法然上人が比叡山へと旅立つとき、地面にさした杖から天に向かって根が伸びて、上下逆さまに成長したというイチョウの大木です。
 たしかに、ふつうのイチョウはすらりと上に伸びる感じですが、それと比べると、ずんぐりと水平方向に伸びた感じのイチョウです。そういう品種なのか、それとも一種の変異なのかは不明ですが…。

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 正面には、なかなかに重厚な作りの御影堂(これも重文)。内部は自由に上がってお詣りができます。須弥壇の位置が、法然上人の生まれた場所なのだそうです。

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