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自転車で最上稻荷(その4)

 どんどん上って行くと、ちょっとした登山というか、かなり本物の登山に近いような山道を登ることになりました。それでも、道の両側には赤い鳥居とか、祠とか、お題目とか、神道と仏教がごちゃ混ぜになって並べられていました。

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 始めは樹林の中の小径でしたが、やがて頂上が近づいてくると、空が開けてきました。眺望は所々で吉備路が望めるような場所があったものの、それほど優れたものではありません。

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 麓の最上稻荷から三十分ぐらいの登りで、奥の院(一乗寺)境内の一角に飛び出しました。開けた空の下、「天空の庭園」とでも呼べるような場所で、秋晴れの空も相まって、とても気分の良い場所です。

 その庭園のような場所には、お題目を刻んだ石碑が林立していました。何から何まで、書いてある文字は「南無妙法蓮華経」のお題目で、なかなかの迫力です。

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 きつねさんの前掛けも南無妙法蓮華経。(・ω・)

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 最上稻荷奥の院、といっても最上稻荷自体との関連はあまりないように見受けられました。神仏習合の色合いが強く出た最上稻荷に対して、奥の院は外見上、むしろふつうの日蓮宗の仏教寺院に近いものがありました。

 ただですね。本堂からエンドレスでシンセサイザーの伴奏による日蓮大聖人を讃える歌(オペラ風?)が流れていて、それだけが、どうもこの山深い場所にそぐわないような気がしてなりませんでした。

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 お詣りを済ませて、寺務所で「御首題をお願いします」と念押しして、最上稻荷の売店で購入したばかりの御首題帳をお出ししたところ、快く御首題を頂く事ができました。初めて頂いた「御首題」でした。

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