お線香の香りというと、「抹香臭い」とも云われるように、あまり良い印象を持たれない場合も多いようです。
逆にその「抹香臭い」のが良いという場合も結構あるようです。そういう場合のひと挙手。
(o゚◇゚)ノあぃ (ぁ
ところで、そういう「抹香臭い」のが苦手な人にも受け容れてもらえそうなのが、薫寿堂の「花琳 飛燕」という線香です。この香りの第一印象は「フルーティー」というものでした。もっとも、香り自体は伝統的な線香の香りに立脚していて、いわゆる現代風の「果物の香り」の線香ではありません。
むしろ、伝統的な手法で作り出した「フルーティー」な香り、と云えばよいのでしょうか。決して軽い香りではなくてとても重厚なもので、ご仏前で焚いたとしても全く違和感は無いと思います。その一方で、その重厚さは決してしつこいものではなく、居間や玄関と云った生活空間で用いても何ら差し支えない質の香りともいえます。
私のような「そういう場合」ではないと思われる(要するに普通の人)、何人かのひとに試してもらったのですが、いずれも「良い香り」という意見が帰ってきました。ですので、一般的にも広く受け容れられる香りなのではなかろうかと。個人的には、同じ薫寿堂の「花琳」シリーズのうち、一番高価な「花琳瑞濤」よりも「花琳飛燕」の方を好みます。
価格的には、スーパーなどでも売られているような線香と較べるとそれなりに値は張りますが、価格に見合うだけの香りで、後悔しないものだと思います。
![]() 薫寿堂『花琳飛燕』 |
因みに進物用の箱詰めもあります。これまた結構な価格ではありますが、贈り物としてはもらい手を選ばず、非常にお奨めできる線香なのではないかと思います。
![]() 薫寿堂『進物線香 花琳・飛燕』 |