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ラハバリのカルメン

 OTTAVA で偶々、歌劇『カルメン』第一幕の前奏曲を耳にしました。もともと派手な音楽ではありますが、打楽器とかリズムがより強調された、野性的とも言えるような演奏のように感じました。

 じつは『カルメン』は、組曲は何度も聴きましたが、歌劇の方は全曲を通して聴いたときが未だありません。いつかは聴いてみたいとは思っているんですが、なにぶんにも超有名な歌劇なので、「マア何時でも聴けるから後回しでイイヤ」という、いつもながらの困った思考回路のために、結局今まで後回しのままになって仕舞っています。

 さて、OTTAVAの『カルメン』は誰の演奏かなと思って調べてみたら、アレクサンダー・ラハバリという、イラン人の指揮者の演奏でした。

 ラハバリという名前は、かなり昔から知ってはいたんですが、実際に録音を聴いたのはこれがはじめてです。なんで印象に残っていたかというと、二十年ぐらい前にレコードのカタログを見ていてこの名前を知ったのですが、イラン人の指揮者という物珍しさと(失礼?)、曲目が『シェヘラザード』で、あまりにもど真ん中過ぎる選曲だったからです。

 クラシック音楽を聴き始めたころは、こうした「本流」ではない演奏家を避ける傾向にあったのですが、年月を経てだいぶ裾野が広がり、「傍流(?)」の演奏家も聴いてみようという心の余裕が出てきました。ラハバリの『カルメン』聴いてみようかなあ。

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