寺院名: 鶏徳寺
宗派: 高野山真言宗
所在地: 岡山県倉敷市
「大悲殿」
(→ 寶満寺から続く)
寶満寺で「鶏徳寺」の御朱印を(想定外にも)頂いたのですが、頂いた以上はお詣りしなければなりません。とはいえ、そもそも鶏徳寺ってどこなのかもよくわからないので、慌てて住所を検索し、カーナビをたよりに行ってみることにしました。
始めてくる場所なのですが、案内にしたがって走っていくと、有名なマスカットの産地である船穂の、まさにそのマスカットを栽培している畑のある地域であるらしいことがわかりました。マスカットの畑は山の斜面に沿って広がっているんですが、その斜面の坂道を登っていきます。
途中、集落を抜けるところではこんな狭い道も。(((( ;゚д゚)))
やがて、鶏徳寺の門前にたどり着いたのですが、なにせ軽自動車一台がやっと通れるぐらいの道なので、車を停めることもできず、すぐとなりの民家の庭に駐車させてもらいました。とはいっても、鶏徳寺と敷地続きなので、多分、お寺の駐車場になっているのだとは思いますが。
鶏徳寺の本堂は山門から回廊でつながっていて、ちょっと変わった雰囲気です。山の中腹にある寺院ですが、どういう訳か海岸沿いにある寺院の雰囲気を思い出してしまいました。本堂自体はふつうの民家のようで、とても鄙びた雰囲気の、小さなお寺でした。因みにこのお寺も「備中浅口西国三十三観音霊場」の札所になっています。
その回廊から山門の方を振り返ると、向こうには倉敷の市街地の一部と瀬戸内海が明るく開けていました。
このお寺に来るのは全くの想定外で、狭い道に入り込んだりして来るのも大変だったのですが、瀬戸内地域の雰囲気を堪能したような気分になり、何とも印象に残るお寺になりました。「備中浅口西国三十三観音霊場」、真面目に回ってみようかな。( ´ー`)