寺院名: 日石寺(大岩不動)
宗派: 真言密宗
所在地: 富山県上市町
「不動明王」
毎年大寒のとき、境内の滝で催される寒修行のようすは、富山ではよく知られた季節のニュースです。そんなわけで、(少なくとも富山県内では)わりとよく知られたお寺なのですが、交通が不便な場所にある事も手伝って、富山に住んでいるときには結局一度もお詣りせず仕舞いでした。
このお寺の本尊は不動明王ですが、一般的によく見られる木製や金属製の仏像、あるいは紙などに書かれた絵像ではなく、岩肌に彫られた磨崖仏です。その岩壁に本堂が被せられるように設置されています。
私らが行ったときは時期も時期で、しかも夕暮れ時だったので、本堂には誰も居ませんでした。内陣の部分には、少なくとも立入禁止の表示はなく、柵もしていなかったこともあり、本尊の直ぐ手前の所まで入ってお詣りできました。結構な大きさです。
前々から、真言「密宗」って何だろうと気になっていたんですが、寺務所の方の話では高野山真言宗から分離した宗派とのこと。
門前のソーメンが有名なんだそうですので、また夏にでも来てみようかと思います。