寺院名: 平等寺(因幡堂)
宗派: 真言宗智山派
所在地: 京都府京都市下京区
「薬師如来」
因幡堂もこのあいだお詣りしたばかりで、その時は香港から来られた巡礼者の方の通訳(もどき?)を偶々引き受けてしまったのでした。
智積院で「京都十三佛」の御朱印帳を手に入れてきたので、再びお詣りしました。私の場合、こうした巡礼の順番は出鱈目のことが多いんですが、一番最初だけは第一番から開始した方が何となくいいかなと思い、前回来たときには御朱印を頂きませんでした。
このお寺、何となくですが頂法寺(六角堂)と共通するような、ある種の神秘的な雰囲気があるように思います。豊臣秀吉などによって度々行われた都にある寺院の場所替えの際、この平等寺と頂法寺だけは(?)、「寺ではなくてお堂だから!」という理屈で移転を免れてきたと云う話を、お寺の方から伺いました。もしかすると、これらのお寺が持つ神秘性は、(ある意味)格式の高い「寺院」ではなく、民間の信仰の中に融け込んだ「お堂」としての方向性と関係があるのかもしれません。
[京都十三佛霊場 第七番]
薬師如来