このサイトについて

  • このサイトには、これまでに蒐集した寺社の御朱印を掲載しています。
  • 通称を持つ寺社は、寺社名の後ろに丸括弧書しました。
  • 同じ都道府県内に同一名称の寺社が複数有り、通称名等で区別できない場合は、寺社名の後ろに大凡の所在地名を亀甲括弧書しました。
  • 複数の御朱印を持つ寺社の場合、以下の規則で見出しを附けました:
    • その寺社の御朱印を代表すると考えられるもの: その寺社名。
    • その他の御朱印: 寺社名の後ろにハイフン結びで御朱印の趣旨。
    • 塔頭寺院は、原則として本寺の一部と見なしました。
  • 霊場などの巡礼を目的とした一連の御朱印の場合、寺社名の後ろに巡礼名称・札所番号を角括弧書してあります。
  • 日附は参詣日・御朱印帳購入日・巡礼発願日をあらわしています。

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平等寺(因幡堂) [京都十三佛霊場 第七番]

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寺院名: 平等寺(因幡堂) 
宗派: 真言宗智山派 
所在地: 京都府京都市下京区 

「薬師如来」 

 因幡堂もこのあいだお詣りしたばかりで、その時は香港から来られた巡礼者の方の通訳(もどき?)を偶々引き受けてしまったのでした。

 智積院で「京都十三佛」の御朱印帳を手に入れてきたので、再びお詣りしました。私の場合、こうした巡礼の順番は出鱈目のことが多いんですが、一番最初だけは第一番から開始した方が何となくいいかなと思い、前回来たときには御朱印を頂きませんでした。 

 このお寺、何となくですが頂法寺(六角堂)と共通するような、ある種の神秘的な雰囲気があるように思います。豊臣秀吉などによって度々行われた都にある寺院の場所替えの際、この平等寺と頂法寺だけは(?)、「寺ではなくてお堂だから!」という理屈で移転を免れてきたと云う話を、お寺の方から伺いました。もしかすると、これらのお寺が持つ神秘性は、(ある意味)格式の高い「寺院」ではなく、民間の信仰の中に融け込んだ「お堂」としての方向性と関係があるのかもしれません。

[京都十三佛霊場 第七番] 
薬師如来 

薬師院(こぬか薬師) [京都十二薬師霊場 第九番]

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寺院名: 薬師院(こぬか薬師) 
宗派: 黄檗宗 
所在地: 京都府京都市中京区 

「薬師如来」 

 第十番の菩提薬師と同様、住宅地の小さなお寺ですが、こちらはお堂の前に小さな境内があり、ベンチなどが設えてありました。こちらでも御朱印の対応に出てきて頂いたお寺の方とすっかり話し込んでしまい、お茶の接待まで頂いて仕舞いました。宿坊もされているようなので、いつか泊まりに来てみようかと。 

 黄檗宗のお寺で、ご住職は萬福寺の普茶料理を司っておられたとのこと。黄檗宗は中国語の発音を今に伝えるお経(梵唄)をはじめ、作法などにも他宗とは異なる独特のものがあり、たいへん興味を引かれます。 

 本尊の不来乎薬師(こぬかやくし)は毎年十月八日に御開帳で、その時には、何人かのお坊さんが集まって、盛大に法要が営まれるとのこと。ぜひ、黄檗宗の梵唄を生で聴いてみたいものです。 

[京都十二薬師霊場 第九番] 
不来乎薬師 

大福寺(菩提薬師) [京都十二薬師霊場 第十番]

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寺院名: 大福寺(菩提薬師) 
宗派: 天台宗 
所在地: 京都府京都市中京区 

「菩提薬師」 

 住宅地の中にひっそりと佇む小さなお寺で、ほぼ住居と一体となった本堂が直接道路に面していました。おそらく、こうした巡礼の札所でなければ、通り過ぎてしまうのかも知れません。 

 御朱印の対応に出てきて頂いたお寺の方からは、お寺の歴史や、さまざまな由来を説明していただきました。本尊の薬師如来像は、普段は厨子に収められて非公開ですが、年に一度一月十七日に限り御開帳されるとのことです。 

 こういう小さなお寺では、お寺の方と色々とお話しできるのが、観光地の大きなお寺ではなかなかできない楽しみの一つだと思います。京都十二薬師の巡礼は、(今のところ)余り巡礼者が多くないこともあってか、そうした「一寸長居して話し込んでしまう」ようなお寺の札所が多いようです。 

 菩提薬師(ほていやくし)というのは、一緒に祀られている布袋尊に因む呼称のようで、その布袋尊は「京都七福神」の一柱でもあります。お正月に京都に来たら、七福神巡りもしてみようかしら。 

[京都十二薬師霊場 第十番] 
菩提薬師 

壬生寺 [京都十二薬師霊場 第四番]

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寺院名: 壬生寺 
宗派: 律宗 
所在地: 京都府京都市中京区 

「歯薬師」 

 壬生寺にはこのあいだも行きましたが、その時にもらいそびれていた「京都十二薬師」の御朱印を頂いてきました。「は、は、は」と笑っている顔(私にはそのように見えなかったんですが…)から「歯薬師」と名付けられたという薬師如来像は、前回来たときはちょうど修復から戻って来たばかりで、車から運び出されてまだ包装された状態でした。

 今回は、真新しい阿彌陀堂の地下室に安置されているところを拝観できました。 

[京都十二薬師霊場 第四番] 
歯薬師